ミズオポッサムは惰眠する~浪人生日記~

このブログでは今日の達成した勉強のノルマ、生活、ちょっとした趣味が主な内容です。

手塚治虫の負の遺産

 テレビで手塚治虫特集がやっていました。 

  今の漫画の下地、アシスタント、コラボ、カメラワークを作った彼ですが、人一倍

嫉妬心を持っていました。こういうコンセプトで始まった番組は新人つぶしや唯一かどうかは定かではないのですがスポーツ漫画を描けなかった。そしてそれはドカベンの作者への言葉は尊敬の意もあった。ドラえもんバカボンゲゲゲの鬼太郎の作者が出てきた頃にはもう手塚治虫は終わったと言われていて、その時に出したのがブラックジャックだったりと彼の武勇伝の数々が取り上げれられていました。

 この番組はあくまで漫画家としての手塚治虫を取り上げていたわけで、彼のアニメ制作についてはほとんど触れられていませんでした。業界では手塚治虫負の遺産とまで言われたのにも関わらず・・・・・・

 この番組でも取り上げたとおり、手塚治虫は人一倍の嫉妬心を持っていました。その隠せぬ嫉妬心が今のアニメ業界の低予算という負の産物をつくりあげていくことになっています。なんでも他の人に仕事を与えないように他の人のギャラ三分の一で仕事を受け持ったためにそれがアニメ予算の基準となり、今のアニメ制作予算の基準となっています。するとギャラが3分の1で請け負ってるのでアニメに掛ける予算があるはずもなく、低予算制作となります。そして低予算で作るためにアニメでの静止画をカメラワークで時間を稼いだり、前回のあらすじを半分近くやったり(後のドラゴンボールはまさにこれ)それでも間に合わないときは制作現場を写して時間稼ぎ。昔のアニメに静画が多いのもこういった事情があるんです。周りもこれに合わさない訳にもいかず、作ってもDVD、ビデオなんていくら売れても現場に一銭も回ってこない

雀の涙で鬼のような仕事量。絵はそんなに簡単にはできない。現場に本当に絵の上手い人、絵が描きたい人しか残ってない。アニメーターは自分のやりたい事をしているという満足感の方が勝っている人が多いのかもしれない。価値観なんて人それぞれ。

ただ残ったアニメーターがそういう価値観かもしれないわねって話。

そして重労働なのに見返りが伴わないといったブラックな仕事となってしまった。

 そして当の本人はアトムがただの良い子となったことに不満を覚えて最終回には必ずアトムを殺そうと考えたのであった。(ホントにそういう理由らしいです)

 手塚治虫は漫画界では神様のような存在ですが、アニメ界では低予算の基盤を作ったいわゆる諸悪の根源であり、”手塚治虫負の遺産”としてアニメ界では忌み嫌われているのです。

=今日の勉強成果=

助詞敬語添削プリント

UPGRADE100

ゴロゴ古文手帳 助動詞ゴロ